高橋洋一『お国の経済』よんだ

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帯に『高校一年生〜財務官僚・日銀マン向』の新日本経済入門とある。旬のものだし、サクッと読めるので今読んでおくのがベスト。

財務省と日銀が的外れなことをして、経済を低迷させているということを、高校生でもわかる経済学をひっぱってきて説明する。

見どころは、当人の元キャリア官僚ならではの暴露の切り口だろう。小泉改革の内部でどんな駆け引きがあって、今のような事態になっているのかからはじまり、今の民主党と自民党の経済政策の一長一短な部分についても触れる。

自分は、地方分権と道州制がどのようなものなのか、なかなか想像がつかなかったのだが、これも経済の視点、主に税収の視点で触れられている。

あと、この人は理系の経済学の人で、ポール・クルーグマンベン・バーナンキとも交流のある人らしい。そういった自信からか、誰に加担するようにも見えないところがいい。資料をうばってきて、卓上で数字を弾いて裏をとって、誰もが認める経済理論の元での意見を述べるだけ。そのついでに、それに合致するのは〜だ、ないしはそういう奴いないかな、といったパターンで人物を評価する。

まあ、とにかく、今読まずしていつ読むんだ、という本だろう。